
VIO脱毛後に毛穴が目立つ理由と対策方法は?
VIO脱毛をしたのはいいけれど、毛穴が前よりも目立ってしまったという声が多いです。
毛がないことでせっかくスッキリしたのに、ポツポツとした毛穴が目立ってしまっては元も子もありませんよね。
その理由を把握したうえでしっかり対策すれば、次第に毛穴は目立たなくなるでしょう。
ここでは、VIO脱毛後のケアや普段からできる毛穴に対策方法をご紹介します。
VIO脱毛をすると毛穴が目立つ?その理由は?

VIO脱毛では、発毛組織を破壊するので、新しい毛は生えなくなります。
しかし、元々毛が生えていた毛穴は残ります。
毛によって隠れていた毛穴が見えるようになることで、VIO脱毛をする前よりも毛穴が目立ってしまうのです。
毛が生えてこない状態が長く続けば、次第に毛穴が小さくなっていくので心配はいりません。
それよりも注意したいのが毛穴の黒ずみです。
黒ずみがあるということは、毛穴に色づけされているようなものなので、毛穴が目立ってしまいます。
脱毛後に黒ずみが気になるという方はたくさんいるのですが、これは脱毛の施術が要因になっていると考えられるのです。
脱毛では、熱エネルギーを照射するため、肌が火傷を負ったような状態になります。
肌や毛穴が炎症を起こすと、肌の奥深くにあるメラノサイトから、メラニン色素が生産されます。
メラニン色素は髪の色の元になっている色素で、刺激から肌を守る役割を果たしています。
通常、新陳代謝によって自然にメラニン色素が排出されるので、肌に残ることはありません。
しかし、くり返し強い炎症が起こると、メラニン色素の排出が追いつかなくなり、黒ずみとして肌に沈着するのです。
VIO脱毛後に毛穴を目立たせないためにできること

VIO脱毛後にできるだけ毛穴を目立たせないためにできることは次のとおりです。
・炎症をできるだけ早く抑える
・あらゆる刺激から肌を守る
・VIO脱毛をした後の注意点を守る
炎症をできるだけ早く抑えるためには、肌をあらゆる刺激から守りつつ保湿ケアをして、炎症を抑える軟膏を塗ることがポイントとなります。
このうち、どれか一つでも欠けてしまうと、毛穴の黒ずみのリスクが上がってしまうのです。
脱毛後は肌がとても敏感で、ハウスダストやダニの死骸やフン、花粉、紫外線などあらゆる刺激を受けやすくなっています。
これらのアレルギーを持っていなくても炎症が起きてしまうことがあるので注意しましょう。
下着をはいているため、これらの刺激は受けにくいのですが、こまめに部屋の換気や掃除をして、少しでもリスクを下げましょう。
また、脱毛後は新しく生えてきた毛がかゆくて、かきむしってしまうことがあります。
このような物理的な刺激も炎症の原因になるので注意しましょう。
VIO脱毛後に行いたい保湿ケア

サロンでVIO脱毛を受けた場合は、保湿ケアをしてもらえることがあります。
そのような場合は、自分でケアをする必要はありません。
ただし、入浴後は水分が蒸発するときに肌のうるおいまで失われてしまうので、必ず保湿ケアをしましょう。
また、クリニックで脱毛した場合は肌トラブルを抑えるために軟膏を塗ってもらえることがあります。
この場合も同じく特に自分で行うケアはありませんが、入浴後には保湿ケアが必要です。
VIO用の化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。
使う順番は、化粧水、美容液、乳液です。
なお、美容液は厚生労働省の認可を受けたトラネキサム酸やプラセンタエキス、ビタミンC誘導体、エラグ酸などが含まれたものがおすすめです。
これらは美白美容成分として認められており、色素沈着に関する症状の改善や予防に役立ちます。
ただし、美容液によっては週1~2回までが使用の目安になっています。
使いすぎると肌が荒れることがあるので注意しましょう。
製品によって異なるので、説明書に従って使ってくださいね。
VIO脱毛当日の注意点

VIO脱毛を受けた当日は、運動や飲酒、温泉、プール、性行為などを控えるようにアドバイスされます。
・運動と飲酒、温泉
これらは身体を温める行為です。
炎症は体温が高くなると強く現れるため、脱毛による炎症が治まるまでは身体を温める行為を避けるべきとされています。
赤くなっていないから大丈夫と思って身体を温めてしまうと、脱毛したところがかゆくなってしまい、かきむしることで炎症が起こる可能性があります。
VIOは全身の中でも特にデリケートなので、指示に従って身体を温めないようにしましょう。
ちなみに、シャワー程度であれば問題ないでしょう。
40℃前後のぬるめのシャワーを浴びて、かゆくなったら温度を下げてくださいね。
・プール
プールは不特定多数の人が入り、垢はもちろんのこと尿や便などの成分が含まれていることもあります。
これらの成分や物質が肌に刺激を与えるのです。
また、消毒のために入っている塩素も、VIO脱毛後の肌には刺激になることがあります。
VIO脱毛後の敏感な肌にそのような刺激を受けると、炎症が起こる可能性があるので、プールは控えるよう指導されます。
・性行為
性行為の際には、脱毛部位に摩擦が加わります。
それが刺激になって炎症が起こる可能性があるので、性行為を控えるよう指導されるのです。
また、2回目以降の脱毛では事前の自己処理によってチクチクとした短い毛が生えている状態です。
そのような状態をパートナーに見られたくないという方もいます。
あらゆる意味で、脱毛後3日は性行為を避けた方がよいと言えるのです。
VIO脱毛は生理前を避けよう

生理前はホルモンバランスが乱れやすい時期です。
この時期は肌がとても敏感なので、VIO脱毛を受けると肌トラブルが起こりやすくなっています。
生理が始まった週から排卵前の週が比較的肌の状態がよいのですが、生理中は施術を断られる場合がほとんどです。
生理の経血が気になって施術を受けられないということもあるでしょう。
そのため、脱毛は生理が終わってから約10日後に起こる排卵までの時期に受けることがおすすめです。
毎月、生理が安定して来ないために脱毛日を決められない場合には、生理周期を整えることから始めましょう。
生理はホルモンバランスが崩れることで遅れたり早くきたりします。
ホルモンバランスはストレスの影響を受けやすいので、心身のストレスを溜めないようにしましょう。
身体のストレスは、十分な睡眠やバランスのとれた食事、適度な運動による血行促進によって解消できます。
精神的なストレスは、好きなことを楽しむ、適度な運動での気分転換、一人カラオケなどで解消できるでしょう。
毛穴を目立たせないために普段の生活で気をつけること

毛穴を目立たせないために、普段の生活でさまざまなことに注意しましょう。
VIOは下着で守られていますが、その下着そのものが刺激になっていることもあります。
サイズが小さい締め付けの強い下着を着用すると、摩擦によって肌が刺激を受けるので注意しましょう。
自分に合ったサイズで、なおかつ綿100%の肌への刺激が少ないものを選びましょう。
アクリルやポリエステルなどの化学繊維は刺激が強いので、できるだけ避けることをおすすめします。
また、素材にこだわる方は、オーガニック100%コットンを選ぶとよいでしょう。
ボクサータイプのパンツも摩擦を受けにくいのでおすすめです。
男性の下着のようなイメージがあるかもしれませんが、露出部位が男性ものよりも多いので、女性らしさを残したデザインになっています。
また、下着に守られていても紫外線は下着を透過するので、海など紫外線が強いところに行く際には、デリケートゾーンにも日焼け止めクリームを塗りましょう。
一般的な日焼け止めクリームだと刺激が強いので、「低刺激」や「デリケートゾーンにも使える」などと表記されたものを使ってくださいね。
Iラインに塗るときには、陰部に触れないよう注意しましょう。
肌のターンオーバーを整えよう

肌は、一定の周期で生まれ変わっています。
この周期のことをターンオーバーといい、これを整えることでさまざまな肌トラブルのリスクを下げられるのです。
皮膚は、表皮と真皮で構成されており、表皮はさらに4層に分かれています。
表皮の最下層で作られた細胞が少しずつ肌の表面へと押し上げられていき、それと同時に表皮の外側にある角質が垢として剥がれ落ちる仕組みになっています。
このターンオーバーが整っていると、炎症が起きたときに生産されるメラニン色素がうまく排出されるのですが、ターンオーバーが乱れていると十分に排出できずに肌に沈着するのです。
それでは、ターンオーバーを整える方法を確認しましょう。
・睡眠

睡眠中に分泌される成長ホルモンが、肌のターンオーバーに大きく関わっています。
成長ホルモンは入眠から30分の熟睡しているときに多く分泌されることがわかっています。
入眠前は部屋の灯りを消して、スマホの我慢など刺激の強いものを遠ざけましょう。
・食事

ターンオーバーには、ビタミンやタンパク質など様々な栄養が必要なので、野菜や果物を意識して摂りましょう。
過度なダイエットはターンオーバーが乱れる原因になります。
・ストレス

ストレスを受けると血流が悪くなり、ターンオーバーに必要な栄養がうまく肌へと行き渡らなくなります。
好きなことをして過ごすなどストレス解消を心がけましょう。
間違ったケアが原因になっていることもある

普段からデリケートゾーンをゴシゴシと洗っている方は、元々毛穴が黒ずんでいる可能性があります。
また、背中や顔などは皮脂の分泌が多いですが、デリケートゾーンは皮脂の分泌が少なく乾燥しやすいです。
そのため、他の部位と同じ石鹸を使ってデリケートゾーンを洗うと、皮脂を落としすぎてしまうことに繋がります。
皮脂は肌の水分が蒸発しないようバリアを張る役割を持つので、皮脂が少なくなると乾燥しやすくなります。
乾燥すると刺激を受けやすくなり、メラニン色素が多く生産されて黒ずみが引き起こされるのです。
また、乾燥すると身体が皮脂をたくさん出そうとするので、垢と皮脂が混ざったものが毛穴に詰まって、黒いポツポツとした毛穴が目立つようになることもあります。
こういったことを防ぐために、デリケートゾーン用の石鹸を使いましょう。
しっかり泡立てて、泡で洗うイメージが大切です。
そして、38℃前後のぬるま湯で皮脂を落としすぎないように洗いましょう。
間違った自己処理が原因になっていることもある

毛穴の黒ずみは、毛抜きや脱毛ワックスなどを使った間違った自己処理が原因になることがあります。
毛抜きや脱毛ワックスは毛を無理に引き抜く方法なので、抜いた後に毛穴が炎症を起こしやすいです。
また、新しく毛が生える前に皮膚の傷が閉じてしまうと、新しい毛が皮下に閉じ込められて、黒いポツポツとした埋没毛になります。
さらに、毛嚢炎という強い炎症が起こることもあります。
また、シェーバーや電動シェーバー、除毛クリームなどを使うのがよいのですが、それでも間違った方法で自己処理することで炎症が起きてしまいます。
特に、シェーバーは直接肌の角質を削り落とす行為なので、処理後はとても肌が敏感になっています。
毛だけを取り除けるイメージがある除毛クリームも、タンパク質を溶かす成分が含まれているので、角質を溶かしてしまうのです。
一切のリスクを負わずにできる自己処理はありませんが、事前準備や行うタイミングなどに注意することで、肌トラブルのリスクを大きく減らせます。
毛穴を目立たせない正しい自己処理の方法は?

自己処理に使うのは、電動シェーバーとカミソリです。
なお、脱毛後は肌がとても敏感なので、カミソリは使わないことをおすすめします。
電動シェーバーであれば、毛だけを取り除けるので、脱毛後でも使って大丈夫ですよ。
なお、毛抜きや脱毛ワックスはタイミングを問わずデリケートゾーンの処理には使わない方がよいでしょう。
電動シェーバーはデリケートゾーン用の小回りがきくものを選びましょう。
深剃りタイプの電動シェーバーは、しっかり根本からカットしてくれるため次に毛が生えるまでの時間を引き延ばせますが、それだけ肌への負担が大きいのでおすすめできません。
だからと言って、くり返し動かさなければカットできないような電動シェーバーも使わない方がよいでしょう。
電動シェーバーを当てるだけでも肌に刺激になるので、できるだけ少ない回数で処理したいところです。
カミソリは、シェービング用の円滑剤が刃の周りに付いているものは避けましょう。
十分に円滑剤がつかず、肌が刺激を受けることがあります。
また、刃の枚数が多い方が肌への負担が少ないというイメージがありますが、実は一枚刃の方が肌への負担が少ないのです。
一枚刃のシンプルなカミソリを使いましょう。
事前準備が最も大切

どれだけ正しく処理しても、刃こぼれのあるカミソリを使ったり、十分に充電できていない電動シェーバーを使ったりすると、肌トラブルの原因になります。
特に、刃こぼれがあると毛が引っかかって毛穴に負担がかかり、炎症が起こる恐れがあります。
カミソリを使う前に刃こぼれがないか確認して、週に1回は刃を交換しましょう。
また、使った後に浴室に放置するとサビついてしまい、これもまた毛が引っかかる原因になります。
乾燥させたうえで、必ず風通しがよいところに保管しましょう。
電動シェーバーが十分に充電できていないと、見るからに切れ味が悪くなります。
毛の引っかかりの原因になったり、くり返し動かすことによって刺激を受けたりするので必ず充電しておきましょう。
シェーバーと電動シェーバーのどちらを使う場合も、必ずデリケートゾーン用のシェービングフォームを使いましょう。
また、自己処理は入浴中にしてしまいがちですが、肌が刺激を受けやすくなっているので、入浴後約10分経ってから行うことをおすすめします。
正しいシェービングの方法
正しいシェービング方法は次のとおりです。
(1)処理したいところを蒸しタオルで温める
(2)シェービングフォームをたっぷりと塗る
(3)シェーバーを毛の流れに沿って滑らせる
(4)ぬるま湯で洗い流す
(5)化粧水や美容液などで保湿ケア
膝を立てた状態で座り、脚をある程度広げましょう。
手鏡でIラインの位置を確認して、陰部を傷つけないよう注意しながら処理していきます。
Oラインは電動シェーバーで処理することをおすすめします。
外側から内側に向かって動かすと処理しやすいですよ。
脱毛の事前処理の場合は、Oラインをサービスで処理してもらえるサロン・クリニックを選ぶとよいでしょう。
シェービングの途中で痛みや刺激を感じた場合は、シェーバーや電動シェーバーに問題があるか、シェービングフォームの刺激が強いことが考えられます。
一旦、処理をやめて肌トラブルが起きないか確認しましょう。
肌トラブルが起きた場合は処理を中止して、原因を調べることが大切です。
サロンとクリニックのどちらの方が毛穴が目立ちやすい?

サロンとクリニックのどちらで脱毛するかによって、毛穴の目立ちやすさが異なります。
ただし、毛が抜けて毛穴が見えるようになることによる目立ちやすさは、サロンとクリニックのどちらで受けても同じです。
違うのは、毛穴の黒ずみです。
サロンよりもクリニックの方が強力なレーザーを照射するので、肌が炎症を起こしやすく、黒ずみもできやすいです。
ただし、クリニックではサロンで使えない抗炎症薬を使えるので、速やかに炎症を抑えられます。
サロンでは保湿ケアで炎症を抑える程度の対処なので、治まるまでに時間がかかります。
ただ、サロンの光脱毛はもともと出力が低いので強い炎症が起こりません。
まとめますと、クリニックは肌への負担が大きいが炎症が速やかに治まり、サロンは肌への負担が少ないが炎症が治まるのが遅いということになります。
肌の調子が良い状態であれば、クリニックの医療レーザーでも黒ずみは起こらず、肌の調子が悪いと起こる可能性があるでしょう。
肌の調子は変わるので、1回目の脱毛が問題なくても、2回目以降に強い炎症が起きて黒ずみが残ることもあります。
あまり炎症が強い場合は、出力を下げてもらいましょう。
炎症を早く抑えることが大切

黒ずみを残さないためには、炎症を早く抑えることが大切です。
サロンやクリニックでは、照射の前や途中、後などに脱毛部位を冷却します。
また、光脱毛器や医療レーザー機器の照射ヘッドが冷たくなっており、冷却しながら照射できる場合もあります。
大体は、照射後すぐに炎症が起こるのでその場で対処してもらえます。
しかし、自宅に帰ってから炎症が起こることもあるので、その際には患部を冷却しましょう。
そして、軟膏を処方されている場合は、それを患部に塗ってください。
サロンでは処方してもらえないので、自宅に帰る前にドラッグストアで抗炎症薬を購入しましょう。
ステロイド剤は強力な抗炎症薬ですが、刺激が強いので、デリケートゾーンには使わない方がよいでしょう。
非ステロイド系(ステロイドではない)抗炎症薬をおすすめします。
サロンによってはクリニックと連携しており、無料で診察できたり薬を処方してもらえたりできます。
クリニックの場合も無料で薬を処方してもらえることが多いです。
毛穴が黒ずんでいても脱毛はできる?

脱毛の仕組みは、毛の黒い色素に反応する熱エネルギーを照射して、熱を溜め込ませることで発毛組織を破壊するというものです。
毛や毛根の黒色は黒ずみと同じくメラニン色素によるものなので、黒ずみにも熱エネルギーが溜め込まれてしまいます。
そのため、黒ずみがある状態で施術を受けると火傷のリスクが高まるのです。
ただし、少しの黒ずみであればそのような心配はほとんどありません。
余程、濃い黒ずみでなければ施術は断られないので安心してくださいね。
それでも心配な方は、肌への負担が少ない光脱毛を受けるとよいでしょう。
ミュゼやTBC、プリートなど様々なサロンがありますが、肌への負担が限りなく少ないハイパースキン法を受けられるディオーネがおすすめです。
クリニックで受けたい場合は、メディオスターNextProによる施術を受けられるクリニックを選びましょう。
従来のレーザーよりも浅いところに熱を溜め込ませる仕組みで、肌への負担が少なくなっているのです。
有名なクリニックでは、リゼクリニックやアリシアクリニックなどが挙げられます。
まとめ:脱毛後にしっかりケアをして毛穴の黒ずみを防ごう
毛が抜けたことで毛穴が目立つようになるため、気になる方もいるでしょう。
自然に毛穴は小さくなっていきますが、黒ずみがある場合は目立ったままになります。
脱毛後にしっかりケアをして毛穴の黒ずみを防ぎましょう。
また、自己処理も毛穴の黒ずみのリスクがあるので、正しい方法で行うことを心がけてくださいね。